「空家等対策の推進に関する特別措置法」が施行されて、固定資産税の優遇措置がなった空き家が取り壊されます、今後は土地の供給量が多くなっていきます。
土地を高く売るには、どうすればいいでしょうか?
土地を高く売るには、いったい何をするか考えていきたいと思います。
土地を高く売る・早く売るはトレード・オフの関係
大きな視点で見た場合、土地を売る相手は二通り。
- 不動産関係の業者に売る
- 一般の買主さんに売る
不動産業者と大雑把に括ってしまいましたが、
詳しくは、建売業者・マンション建設業者・再販業者などがあります。
どの業者も「利益を得るため」に土地を買うわけですから、購入金額は安い方がいいとなります。つまり、業者に売る場合は、売主にとって安く売ることになります。
土地の買い取りで、複数の業者に相見積もりをとった場合、
「◯千万円だったら買えますよ」
と買い取りの上限金額を示してくれます。
買取業者の特徴として、少々安くなってしまう代わりに、すぐに買ってもらうことができます。
建売業者では、土地の見積依頼をした次の日には買取額が分かり、一週間で引き渡しということもあります。
一方で、一般のお客様に土地を売る場合は、高値を追求できる可能性があります。
土地を高く買ってくれるお客様は、利益を追求する必要がなく。
加えて、そこに住みたい理由があるからです。
もし、売れるまでの時間に縛られないのであれば、建売業者などに買い取ってもらうのではなく、一般の買主に土地を売ったほうが高くなると言えるでしょう。
泥臭いけど地道な土地の販売方法
- 不動産会社にはレインズに登録してもらう
- 新聞折り込み・投函チラシに掲載
- 店頭広告の掲載
- 不動産ポータルサイトに掲載
- 現地看板を立てる
- 除草をしっかりしておく
- 不要物の撤去
不動産屋にとっては、どれもありきたりのものです。
しかし「あたりまえのことをあたりまえにやり続ける」ことは難しいです。
- お客様の反応がない
- 結果が出ない
- やり方が間違っているのでは?
やらない理由、やりたくない理由はいくらでも出るでしょう。
結果が出なくて不安だから、新しいことを次々にやるのはいいのですが、当たり前のことは続けなくてはいけません。
土地を、すぐに・高く売る方法に悩んで、探している暇があったら、あたりまえのことをやり続けたほうがずっといいでしょう。
ここに挙げた土地を売るための施策は、どれも試行錯誤した挙句、結果がでたものが残ったのですから。
泥臭い、あたりまえの販売手法に特効薬はありません。
しかし、これらの販売手法にはそれぞれに実績があるのですから。
【まとめ】土地を高く売るには
土地を高く売るには、なにをすべきなのか、先に述べたような泥臭いことを続けていくことが大切です。
半年以上売り出していたのに「現地看板を見た」と近所の方から電話が来ることがあります。
ずっと看板を出していたのに、意外に人は広告を見ていません。
これまで考えつくされているので、土地を高く売るための必殺技はありません。
そのかわり、泥臭い(スタンダードな)広告活動は、続けていれば「この土地がほしい」というたった一組のお客様にいつか届くことができます。
早く土地を売りたいなら、安くても建売業者に売却すべきです。
時間をかけてでも土地を高く売るには、じっくり、泥臭く、売り出していくのが王道です。
売り出す土地の除草などは、売主が続けますが、広告関係は不動産会社に任せることができます。不動産屋を選定することが重要になりますね。