一応、指導担当の先輩はいるのですが、その先輩は、ほとんど仕事を教えてくれません。
私は宅地建物取引士の資格を持っているので、査定・物件調査・重説・契約書などを作らなければならないのですが、教えてくれる先輩があてにならないので、とても不安です。
仕事は自分で覚えろという雰囲気です…。
不動産会社って、どこもこんな感じなのでしょうか?
当サイトにお寄せいただいた、不動産売却査定に関する質問にお答えしています。
優秀な後輩には辞めて欲しいのが不動産屋の本音
転職前に宅建士の資格を取得したんですね、スゴい♪
せっかく、不動産業界に転職したのに、なかなか思い通りにいかず残念ですね・・・。
でも残念ですが、不動産業界の体質として、先輩は後輩の面倒を見たりしません。
それどころか優秀な後輩の足を引っ張って、辞めさせようとするのが不動産屋です。
北川景子ちゃん主演のドラマ「家売るオンナ」は不動産売買仲介の業界を厳しく表しています。
入社以来、一度も家を売ったことのない営業の白洲美加がいるんです。営業部のスタッフは完全に彼女を放ったらかしにしているのが分かります。チラシのポスティングにもいかせない、物件の案内にも同行させない、ただ会社で時間を潰させているだけですね。
主人公の三軒家チーフだけですよ!
売れない営業に「愛のある指導」をしているのは(ちょっとキツイけど・・)
不動産屋で働き始めたのなら、分かってきたと思いますが、不動産仲介業の基本給ってメチャメチャ安いですよね!結婚して子供がいる人は、家族を養っていくのが厳しいみたいです・・・。
そのかわり、営業のインセンティブ(特別給?)が高めになってると思います。一軒でも仲介するたびに少しずつ給料に反映されるのは嬉しいですよね。
そう!
不動産屋は家を売らないと給料が上がらないんですね。
お客様の来店数は、変わりません。
だから、同じ営業所内で家を売りまくる営業がいると自分の取り分が少なくなってイヤなんです。
- 在籍する営業の本音は、営業は自分一人で十分と思ってる
- お客様を一人占めしたい気分です
- でも経営サイドは「営業が少ないから売れない?」と人員を補充
- もとからいる営業にとって優秀な営業が異動してくるのが怖いんです
- 新人が優秀な営業に育つのが怖いんです
- ボンクラ営業 Welcome! 優秀な営業 No Thank you!
頭数だけは揃っていて、かつ優秀な営業が揃っていない状態が、ダメな不動産屋にとって居心地の良い職場なのだと思います。
不動産屋が仕事を覚える方法
こんなしょーもない理由で、先輩は優秀なあなたに不動産屋としての仕事を教えようとしません。(たぶん自分も教えられた経験がないので分からない)
だから、不動産屋は自分自身で仕事を身に着けるしかないと思います。
頑張ってください!
不動産屋は、他人の人生の節目に携わる、楽しい仕事です!
- 売出し物件の広告チェック(他社のも)
- 目をひいた広告は「どこが良いのか?」考える
- 良い広告のコピーを真似て蓄積しておく
- 先輩の物件案内に同行できたら、コッソリ録音
- 音声を書き起こしてチェックする
- 参考になる査定書はコピーして蓄積
- 査定書の雛形をあらかじめつくっておく
- 過去の契約書・重要事項説明書をチェック
上司も先輩も同僚も後輩も、不動産屋は全員あてにしてはいけません。
あなたに親切に教えてくれるようなことは、たぶんウソの情報です。
不動産屋であれば、これまでに取引した契約書や重要事項説明が保管してありますね。これは類似物件の契約書・重要事項説明書をつくるとき、とても参考になりますよ。
広告のチェックやデータ作成など、一人でできることは沢山あります。
たぶん放ったらかしにされていると思うので時間も沢山あるでしょう。
仕事ができるようになれば、お客様に感謝されて、やりがいもある良い仕事です。
以下の記事も参考になると思います。