短期間で家を売る販売価格
じっくりと腰をすえて家の売却に取り組む売主もいらっしゃいますが、多くの売主は短期間での売却を希望しています。
短期間で家を売るためには、何をしたら良いのでしょうか?
- 売却期間を決める
- 販売価格を安めに設定する
- 売れなければ段階的に価格を下げる
短期間で家を売るコツは、売却完了までの期間を決めて、残り時間を意識しながら計画的に販売価格を下げることにあります
まずは売却期間を決めてしまう
そのうち売れるでしょ!と高をくくっていても、なかなか不動産は売れません。
最初に、3ヶ月で絶対売る!といったように売却期間を決めてしまうことが大切です。
新築のマンションと、築10年のマンションではどちらが高く売れますか?
答えは新築のマンションですね。不動産は特殊な外的要因がないかぎり、時間の経過とともに値段が下がります。
少しずつ資産価値が低下していくのですから、売りだしてから、お客様の反響次第で販売価格を段階的に下げ、いち早く売却してしまうのがお得です。
しかし、売却期間を最初に決めておかないと、いつまで経っても高値のまま、ずっと値下げができずに売れ残ってしまいます。
- 一ヵ月後に売れていなかったら100万円下げる
- 二ヵ月後に売れていなかったら、さらに100万円下げる
このように、期間ごとに目標とする販売価格を引き下げていけば、おおむね計画通りの短期間で家を売ることができるでしょう。
販売価格を安めに設定する
家が売れない一番の理由は価格が高すぎることだと思います。
これは、不動産屋の責任でもあります。
最初の査定のときに、不動産屋は専任媒介が欲しくて、売主の喜びそうな高い査定金額を提示しています。
意外に高く売れるな!と気を良くした売主が、その高めの査定額を忘れられないのは無理からぬことだと思います。
不動産は安くすれば絶対に売れます。
不動産営業のテクニックとか周辺環境とか関係ありません。販売価格をどんどん下げていけば、いつか売れます。
短期間で売却するためには、欲をかかないことは大事ですね。
一括査定で大掴みの相場感を得たら、少し安めの金額で売り出しましょう。
売れなければ段階的に価格を下げる
売出しから販売価格を安めに設定しておけば、購入客の反響は比較的良いでしょう。
それでも売れないのであれば、さらに値下げをすることをお勧めします。
ここであなたの不動産売却の邪魔をする存在が、あなた自身の心でしょう。
- そんなに値下げしたくない
- 近所の家はもっと高く売れたはず
このような売主の意地が値下げを許さず、2年たっても売れ残る物件を作ってしまうのです。
ですからここは、あえて感情をいれず、最初に決めた値下げを機械的に行うことにします。
売主として最も抵抗のあることですが、家を短期で売却するために一番効果の高い方法です。
最初に言いましたが、放っておくと自然に家の資産価値は下がります。
決断は早めに、機械的に行うのが最良の方法だと言えるでしょう。