簡易宿泊所と言われてもピンときませんね。
民泊なら、話題になったのでイメージが湧きます。
でも、ホテルや旅館、民泊でもない「簡易宿泊施設」が増加しています。
2018年8月23日朝日新聞より
簡易宿所とは?
一ヶ月くらい前に、会社の研修で「簡易的な宿泊施設」の見学会に行ってきました。
上・下の2段ベッドが、ズラッと並んでいる、ドミトリータイプの宿泊所。
バックパッカー御用達の安宿ですね。
基本的に、横になって寝ることができる施設なのですが、
共用スペースには、シャワー・トイレ・キッチン・冷蔵庫もあります。
写真は、貧乏旅行者の味方 booking.com
日本は物価が安い?
以前は、日本人が物価の安い東南アジアを旅行することが多くありました。
しかし、最近では逆に東アジアからの旅行者が日本中を訪れています。
日本は安全だし、歴史的建造物もある
というのが観光客増加の理由ですが・・・
じつは、以前に比べると、相対的に日本の物価が安くなっています。
海外旅行に行くと、ちゃんと座って食事をしようとすると、身構えてしまうような料金の場合が多い。
でも、日本国内なら安くて美味しいお店がたくさんありますね。
海外からの旅行者にとって、敷居の低くなった日本を旅行するため、簡易宿所が利用されています。
遊休不動産の利用
私が見学した簡易宿所は、ビル2階の空きテナントを利用していました。
空中店舗(ビルの2階以上のこと)は、借り手が少ないため家賃(テナント代)を安く抑えることができます。
ビルオーナーにとっても、空きテナントのままではモッタイナイですね。
訪日観光客の宿泊施設は不足していて、以前では考えられなかった需要。
まさに需要と供給がマッチしたのが簡易宿所と言えます。
空きテナントを持て余しているビルオーナーの皆さん。
簡易宿所を運営して、遊休不動産の活用してみませんか?