マンションを売却するとき、不動産屋には売主さんに調べて欲しいことがあります。
それが、マンション管理組合の役員の順番です。
管理組合は組合員(所有者)のなかで輪番制によって理事・役員が選出されます。
これからマンションを購入しようとするお客様にとって、
じつは来年度が管理組合の順番です、と言われるのと、
昨年役員だったので次は10年後です、と言われるのではインパクトが違いすぎますね。
管理組合の順番は管理組合に問い合わせる
新築当時から住んでいるマンションであれば、管理組合の発足当時の資料を見返すと、管理組合の順番について表記されているのが普通です。
途中で、立候補がない限り、その順番通りに理事・役員の選出が行われていきます。
そんなに、古い資料は残っていないよ!
こんな場合は、管理組合に直接問い合わせるのがいいですね。
問い合わせをしたからって突然、順番が回ってくるわけではないので安心して下さい。
購入されるお客様は、新しく購入しようとするマンションに対して希望だけを持ていらっしゃるわけではありません。
- お隣さんは、どんな人だろう?
- 近所に怖い人やうるさい人はいないだろうか?
- 同じマンションに、同学年のいじめっ子はいない?
- マンション内で揉め事とか起こってないかな?
ドキドキとワクワク、気持ちとしては、遠くから引っ越してきた転校生のイメージです。
そんな不安な心境なのに、順番だから明日から学級委員長だからね!なんて言えませんよね。
ですので、しっかり管理組合の順番は調べて、順番が近いときには、どのように話せばいいのか、担当する不動産営業と打合せをしておいて下さい。
管理組合のメンバーに加わるメリット
面倒くさそう、というイメージが先行する管理組合の役員・理事。
たしかに世帯数の多い大型マンションは、所有者の利害が必ずしも一致しないので、揉め事が少なくないといえます。
あとは、建築後20年を超えるような歴史のある管理組合の場合、過去の役員・理事の経験者(OB/OG)が、事あるごとに口を挟んできて、理事会の運営がままならないという話も伺います。
たしかに、面倒くさいのは事実なのですが、協力して問題にあたる、現役の理事・役員には当然ながら固い団結力がうまれます。
10年間、同じマンションに住んでいても、
「知り合いや友だちがいない」って話をよく聞きます。
マンションに引っ越したばかりで大変かもしれませんが、
役員をやれば、マンション内にお友達をつくる良い機会ですよ。