近畿レインズが管轄している地域は、滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県の近畿二府四県。
このエリア内の不動産仲介物件が、近畿レインズで閲覧できます。
不動産業者に限定したIP型システムには、ログインにIDとパスワードが必要。
業者以外の一般の人が使えるレインズは、入り口が別に用意されています。
全国に4つあるレインズのなかから、近畿レインズ(国土交通大臣指定 公益社団法人 近畿圏不動産流通機構)を紹介します。
近畿レインズとは?
レインズというのは略語です。
”Real Estate Information Network System” → REINS(レインズ)
英単語の頭文字を1字ずつとって並べていることが分かります。
レインズは、売り出されたり、貸し出された不動産物件を(不動産会社間で)お互いに探したり、紹介し合うための物件情報のデータベースです。
レインズの目的は閉鎖的になりがちな、不動産取引の透明性を実現するために運営されています。
不動産業界のデータベース「レインズ」の前身となる、「オープンマーケット(OM)」という団体を1984年につくったのが、「すまいValue」に参加する不動産会社の大手6社です。
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近畿レインズの管轄エリア
日本には、4つのレインズがあって、それぞれ物件を管轄する地域が違います。
- 滋賀県
- 京都府
- 大阪府
- 兵庫県
- 奈良県
- 和歌山県
近畿レインズの他は、日本に3つのレインズがあります。
レインズには一般向け・プロ向けの2種類がある
不動産屋に就職すると、真っ先に研修でレインズの使い方を習います。
それは、不動産会社だけしかログインできないクローズド(プロ向け)なレインズです。
プロ向けのレインズ以外に、一般の人が誰でも閲覧できるレインズ(の入り口)もあります。2つのレインズは、入り口は違うけれど同じデータを参照しています。
ただし、プロ向けのレインズが100%の物件情報を閲覧できるとすると、一般向けのレインズで閲覧できる情報は40%くらいに制限されています。
https://system.reins.jp/
※会員(不動産会社)専用のIDとパスワードがないとログインできません。
一般向けのレインズで調べるべき2つのこと
先述しましたが、レインズは不動産取引の透明化と円滑化を目的として情報を公開しています。
つまり、レインズのデータを有効に利用されることを求めています。
逆に、レインズを閲覧することで起こる不利益(不動産会社や売主の情報)に関しては、閲覧ができないようにしっかりブロックされています。
一般の人、とりわけ不動産を売りたいと考えていらっしゃる人には、以下の2つの点をレインズで調べていただきたいと思います。
- 売り出す前に、過去の成約単価を調べる
- 売り出してから、レインズに物件が登録されたかを調べる
売り出す前に、過去の成約単価を調べる
売り出してから、レインズに物件が登録されたかを調べる
まとめ
近畿レインズは、不動産取引のデータや、媒介契約の基礎知識など、不動産を売却するための情報が盛り沢山です。
また、処分を受けた宅建業者(不動産屋)の情報公開(会員処分)も行っています。
不動産売却を頼む前に、悪徳業者でないかのチェックにも使えます。
不動産会社と媒介契約を締結した、売主様は必ずレインズをチェックし「自分の物件が登録されているか?」確認してください。