そこでいま住んでいるマンションの売却をしなければいけないのです。
問題なのが、私がマンションの管理組合の役員をしていて一年間の任期の半分も過ぎていないことです。
同じ管理組合の役員にも、まだ相談できていません。
管理組合の任期中に役員を放り出してマンションを売却するのは非常識でしょうか?
当サイトにお寄せいただいた、マンション売却に関する質問にお答えしています。
役員任期中のマンション売却も問題ありません
ご質問いただき、ありがとうございます。
マンションの管理組合の役員をされていらっしゃるのですね!
もちろん役員の任期中のマンション売却も可能です。
実際に私のお客様にも管理組合で理事長を務めながら売却をされた方がいらっしゃいました。
たしかに少し(他の役員の方に対して)肩身の狭い思いをされたみたいです。
しかし、マンションの資産価値を下げないよう、値下げ交渉に関して頑なに反対されました。
一度でも安い価格で成約してしまうと、一時的とは言えマンションの相場が下がってしまいかねません。最後まで理事長らしく、そんな心配をされていましたね。
売却と同時にマンションの組合員でなくなる
役員をされているならご存知でしょうが、マンションの売却をして、区分所有者でなくなると同時に、そのマンションの組合員でなくなり、議決権も失います。
当然ながら、管理組合の役員に残るわけにはいきませんね。
役員の任期中にマンションを売却した場合の措置については、他の役員が兼務するケースが多いと聞きます。ただ明確なルールはなくて、そのマンションしだい、というか、任期中の役員による話し合いで決めることから、その時々で違いがあるようです。
実務として、任期途中で役員が代わる場合に、マンション内の他の住民から新たに役員を見つけ任命するのは、とても困難でしょう。
お節介かもしれませんが、なるべく早く他の役員の方にマンション売却を伝えたほうがいいのではないでしょうか?
人づてに伝わるよりも、本人の口から伝えたほうが、誤解がないし誠意も伝わります。
私は、悪い知らせほど早くお知らせするように、日頃から心がけています。