現在、私と8歳になる娘は夫名義の家に住んでいます。
しかし、夫から「家を売却するから出て行ってくれ」と言われました。
私は、ハローワークに通い求職活動をしています。
しかし、これまでパートしかしていなかったので条件の良い仕事に就く自信がありません。
賃貸に引っ越そうにも、引越し費用もない状況でどうすれば良いのか途方に暮れています。
こんな事情・状況であっても、家を売却するために私たちは出ていかなくてはならないのでしょうか?
当サイトにお寄せいただいた、不動産売却に関する質問にお答えしています。
モメている物件の売却は難しい
どうしてこんなに夫婦関係がこじれてしまったのか モヤモヤしてしまいます
専業主婦でずっとやってこられたとのこと、
娘さんとご家庭にとってはプラスでしたが、
ご自身の就職には不利に働いているようですね。
いま売却しようとしている家は、ご主人の名義なので、残念ですが家を売却する権利はご主人にあります。
不動産の所有権登記がご主人になっていれば、住むことも、貸すことも、売ることも、自由にできる権利(所有権)はご主人にあるということ。(残念ですが)
ただし、ご主人が家を売ろうと思っても、あなたと娘さんの協力がないかぎり、なかなか家を売ることはできません。
誰だって、モメている物件をわざわざ購入しようとは思わないからです。
簡単に売れないことを盾にとって、ご主人から引越し費用を出してもらうことはできませんか?
なにかしら、解決の糸口がありそうですが・・・。
財産分与は査定額の差を利用して儲ける
いまご主人が売ろうとしている家は、ご結婚されてから購入して、住宅ローンを払っていますか。
名義はご主人だとしても、実質的に夫婦の共有財産であることが認められれば、離婚で売る家は財産分与の対象になります。婚姻期間中に夫婦が共同して築いた財産ということですね。
財産分与を受ける場合には、家の査定額を多く見積もった方が得になります。
不動産屋の提示する査定額は、じつはバラバラです。この査定金額の価格差を利用して、少しでも多く財産分与を受け取ってください。
- A社・・・1,200万円
- B社・・・1,600万円
- C社・・・1,800万円
- D社・・・1,500万円
- E社・・・1,700万円
- F社・・・2,000万円
財産を分け与える立場であれば、当然1の1,200万円を、
財産を受け取る立場であるば、当然6の2,000万円を選ぶのがお得です。
査定額に800万円も差があれば、夫婦で分け合っても400万円の差になります。
どの査定額を使うかで、結果がまったく変わってしまいますね。
不動産の一括査定サービスは、一度に5・6社の査定額を受け取ることができます。
しかも無料です。
上手に利用してください。