三軒家チーフ、優しすぎてヤバイですね~。
庭野くんの完璧な指導係になっています・・・。
庭野くんも途中までは、三軒家チーフを出しぬいて、一人で売上を立てそうだったんですけど・・・。
購入希望者がローンの不安から、物件購入をためらってしまうのって、不動産営業としては「よくあること」です。
二人が揃って・・・、というのはドラマだからって感じですが。
とくに、「すぐ決める」お客様は「すぐにやめようとする」ものです。
希望の物件はもう決まっているんです。
(チラシを取り出し)さっきウチのポストに入ってたんです。
このチラシ、素晴らしいです。
こんなにたくさん文字があるのに、間違いがない。職業がらすぐに間違いを見つけてしまうんですけど、これは完璧です。
それだけでグッときてしまいました。今までいろんなマンションを見たんですけど、コレって言うもんがなくて・・・、
でもこれは、ひらめきました。
部下を育てる三軒家チーフ
第一話で、オトリのお客様を使って老夫婦に家を買う気にさせたことがありました。
困ったことに、他人のものが欲しくなるって、避けられない衝動なのかもしれません。
不動産では、他に見込み客がいることを匂わせただけで、購入を決断されることがあります。
とくに売りだしてすぐの物件には、申し込みが2・3件集中することも(まれに)ありますね。
そんなときは、どうなるのかというと、三軒家チーフの言うように「申し込み順」になるわけです。
あくまでも一番手のお客様が最優先です。
二番手のお客様は、一番手のお客様が「購入をやめるか・ローンの審査でコケるか」を待たなければいけません。
まあ、普通は「諦めるか・待つか」、の二択になるわけですが、
三軒家チーフは、途方に暮れる庭野くんに、示唆していますね。(態度は冷たいですが・・・)
お客があのマンションにこだわるのなら、やることは一つ。
ドラマ「家売るオンナ」三軒家チーフのセリフ
同じマンションに売り物件がもう一部屋あれば解決すると、走りだした庭野くん。
見事に同じ間取りの部屋で売却希望を出しました。
-
調子に乗った庭野くんは・・・
- 一番手の校閲者を2階に回して
- 二番手のジャーナリストに7階を入れた
同じ不動産屋で、こんなことしませんけどね・・・。orz
やっぱり契約でコケた庭野くん
冒頭で言いましたが、「家を買うのやっぱりやめた!」みたいな気持ちになる時があるんです。
35年も続くローンを考えると、息苦しくなるというか、不安になるんですね。
だから申し込みを入れるだけではなくて、契約を締結して初めて「売れた」といえるんです。
庭野くんは、完全に経験不足です。
「やっぱりやめた!」って言わせないのが不動産営業の腕の見せ所ですから・・・。
結婚と家を買うことは関係ありません。
男女ともに結婚しない人が増えているにも関わらず、独身者を結婚というゴールに向かう途中の中途半端な人間と決めつけるのは、おかしいです。
ご自分のために、自力で家をお買いになることは、素晴らしいし、カッコイイです。
ドラマ「家売るオンナ」三軒家チーフのセリフ
こんな風に自分のことを褒めてくれる人がいたらいい気になりますよね。
人生で最も高い買い物と言われていますから、ビビって当然です。
でも、応援してくれる不動産営業がいるから、勇気が出るんです。
お前たちは、
歌うべき歌を歌ってきたか?
命を謳歌して生きてきたか?ただ食料を貯めこんでいるだけで、生きたといえるのか?
(中略)
いま欲しいなら、いま家を買い、苦しくなったら売ればいいのです。
ローンという不安を買って、ますます仕事に邁進する。
それでこそ日向様です。
ローンは、時間を買うこと。
現金で家を買えるまで貯金をしていたら、何歳になりますか?
- 新婚生活を送る家
- 子どもを産み・育てる家
- 独身生活を楽しむ家
楽しむ時間を買うためにローンがあるのですから利用しない手はないと思います。
もし、ローンが苦しくなったら・・・、
売ればいいんです、資産なんですから。
大きな買い物を前にして、不安になりそうなとき、そばに居てこんな話をしてあげるのが住宅営業なんです。
これができないと、契約でコケる、ダメな営業になってしまんです。
仕事は、失敗しないと覚えませんよね。
マニュアルを読んでいるだけでは、売れるようにならないし、
もちろん仕事をサボってカフェにいても仕事は覚えられない・・・。
大失敗をしても死ぬわけではありません(不動産屋は・・・)。
失敗をしても、ミスを取り返してくれる三軒家チーフのような上司は頼もしい。
結局、売り上げは持っていかれましたけどね。
しょうがないです、いまは力が足りないのですから。