三軒家チーフは、自分が浮いちゃってることを自覚してるんですね!
ドラマ「家売るオンナ」第7話で、解体する実家に立てこもる白洲美加を説得するシーンがあるんです。
思い出のある家を壊されたくないって抵抗している白洲に・・・、
私は今、過去に縛られている。
だから私は、こんなふうなんだ。白州美加は私のようになってはいけない。
離婚するって言っている両親に、同情する気持ちは分かるけど、
かといって、実家を売らなければ解決するのか、といえばそうではない。
みんな、そのままでは前には進めない。
こんな風に真剣に説得してくれる上司って素敵です。
ハッキリ言うのが不動産屋の仕事?
以前、わたしは「ハッキリ言うのが不動産屋の仕事なんだぞ」って先輩に教えてもらったことがあります。
土地持ちの、いわゆる地主の娘さん家族の家探しをお手伝いした時の話です。
娘さん家族の家が決まったら、
お父さんの土地のこと、ちょっと心配したほうがいいぞ。
お父さまの土地が何か心配なんですか?
あのままお父さんが亡くなったら、相続で揉めそうだろ!
もっと沢山の土地を持ってると、税理士とかの付き合いがあるんだけど、あの お父さんには いなさそうだしな。
わたし、お父さまが亡くなった時のことなんか口に出せませんよ~
お前な~
税理士とか、会計士とか、弁護士とか・・・、
もちろんオレたち不動産屋も、身内だと言いにくいことをハッキリ言ってあげるのが仕事なんだよ。(しみじみ遠い目)
(笑)
そういえば、三軒家チーフは「言いにくいことをハッキリ言う」のが大変得意です。
全然しっかりやっていません。
あのままではいずれ、テーコー不動産をクビになります。
だから庭野には家が売れないんだ!
まぁ、ハッキリ言いすぎて引かれてしまうから、結婚できないわけですが・・・。
課長、わたしのいったいどこがいけないのでしょう?
(三軒家チーフ)
家族と結婚観がテーマに・・・。
家売るオンナも、だんだん家族・結婚がテーマになってきましたね。
白洲美加のご両親も、住み替えてから関係が良くなりました。
近すぎてもいけないんですね、夫婦の距離は・・・。
子どもが小さいうちは、もっと近くてもいいんですよね?
子育てという共通の目標があるから、団結できる!
でも、子どもが独立してしまうと・・・、
白洲のお父さんみたいに(浮気して)生きている実感を確かめたくなるって勝手ですね!
実家に立てこもる白洲を説得しに行った三軒家チーフ。
目がウルウルしてましたね!
さすが!北川景子ちゃん。
いつものアンドロイドのような動きではなくて、情感のバッチリこもった演技に、おもわず息苦しくなっちゃいました。
やさしい布施さんの悪い手口
布施さんのやさしさと、ちょっと悪い一面が出てましたね。
場面は、白洲家を自分で売りたくて、現地販売をするところ。
休日なのに、白洲のために現地販売してくれるなんて、やさしすぎます布施さん。
この後、どうにも売れないでガックリしている白洲の姿をみて、布施さんが「とっておきの隠し玉だぞ!」って言って、自分のお客様を呼んでくれました。
なんで布施さんは、もっと早くお客さんを連れて来なかったのか?
布施さん自身が「隠し玉」という通り、このお客様は今すぐ客です。
条件に合う物件さえ紹介すれば、すぐにでも購入するお客様のことです。
あんまり営業成績が良くないはずの布施さんがなんで?
って思いませんか。
以前は所長クラスでバリバリやっていた布施さん。
毎月、目標を追い求める営業という仕事に飽きてしまったんでしょうね。
いまでは、クビにならない程度に売り上げをあげる営業スタイルになってます。
布施さん的には、この月、そこそこ売ったんでしょうね。
だから、このお客様は翌月の売り上げにまわすという計算がたっていたんでしょう。
あわよくば、自分で売り物件を担当して、両手狙いをするために隠しておいたお客様です。
この辺の悪い不動産屋の手口については以下で紹介しました。
不動産屋は、お客様の生活や人生も大切ですが、自分の売り上げと成績も大事なんです。(すみません)
今回の布施さんは、ベテラン不動産営業の味がこってり出ていて笑えてきました。