私に売れない家はありません!
メッチャ格好いい決めセリフで物件を売りまくる不動産営業ウーマンに・・・、
あの北川景子ちゃんが挑む、日本テレビ系のドラマ「家売るオンナ」が気になって、眠れないほどです。(笑)
天才的不動産屋・三軒家万智(北川景子)。
彼女に売れない家はないという。客の個人的な問題に首を突っ込み、人生最大の買い物を型破りな方法で売りまくる彼女の働き方・生き方に次第に周りの人間も影響されていく。
「私に売れない家はありません」は本当か?
「天才的不動産屋」・・・自分だったら言われてみたいかな?
いや、無理だよね普通に!
そんな風にまわりに言われたら、もう失敗できないし、分からないことがあっても気安く訊けないし・・・。
そもそも「天才的◯◯」とかって、日常の人間関係で使う言葉ではないですね。
「あの人、営業がうまいな~」っていうことはあっても「天才的営業」とか「天才的不動産屋」という言葉の選択肢はナイです。
まぁ、ドラマですから・・・ね。
多少断定的な演出がないと、観る人がいなくなっちゃいます。
キャラの設定として一番先に思い出したのが、米倉涼子さんが「ドクターX」で演じた、大門未知子ですね。
「私、失敗しないので。」これがかぶってきますね~。
私に売れない家はありません!
カッコイイ台詞ですね~。
お客様(売主)の前で言ったら惚れられちゃうだろうな~。
ただ、三軒家万智(北川景子)が売るかどうかは別にして、
「売れない不動産はナイ」とはこれまで何度も言っています。
そもそも、お客様は「家を買いたい」と思ったから、不動産会社に来店されます。
私たち不動産営業も(少なくとも私は)
「お客さま、この家を買ってください」
なんて言ったことがありません。
「さやかさん、あの家が欲しいんだけど、どうすればいいですか?」
って購入の意思を、お客様が自ら示されることがほとんど。
お客様は、自分がどんな家に住みたいのか、ハッキリ分からないけど、とにかく家が欲しくて、来店されます。
だから、私たちはお客様と一緒に物件を選んで、お客様の背中をそっと(やさしく)押すだけです。
不動産営業は、簡単ではないけれど、このコツが分かれば難しくありません。
売り上げを2倍にするとか、結構簡単です!
中堅不動産会社・テーコー不動産。
住宅売買を専門にする営業課課長の屋代大(仲村トオル)は、若手エースの足立聡(千葉雄大)以外は戦力にならない課員の売り上げに頭を抱えていた。
そんな中、前の店舗の売り上げを2倍にしたスゴイ美人のやり手営業ウーマン・三軒家万智(北川景子)が異動してくる。
若手のエース以外、売り上げをあげないって、すごい既視感なんですけど・・・。
多くの不動産会社は、20%の売れる営業が、80%の売り上げをつくっています。
営業のコツをつかむとガンガン売れるんですよね・・・。
売り上げを2倍にするとか、結構簡単です!
だって、まわりには、売れない営業か、売れるのに売らない営業しかいませんから・・・。
しかし、その売れる営業は、一人でガンガン売りまくった挙句、他社から引き抜かれるか、独立するという道を歩みます。
不動産屋のナカの人的にキャストを眺めていると、ひと通り揃っているんだけど・・・
- 他の営業の足を引っ張るヤツ
- 押しが強すぎてお客様に引かれてしまうヤツ
不動産会社に必ずいる二つの営業がいないのが残念だな・・・。
異動してきた営業が売上を上げたりすると、決まって足を引っ張ったりする奴とか定番なんですけどね。(笑)
LANケーブルを抜いたり、ノートPCのキーボードに水を垂らして帰ったりする悪い奴・・・。(笑)
「いま、この家を買わなくちゃダメです」的なことを言ってお客様を引かせてしまうのも、不動産営業ならではの勘違いだと思います。
強引なことが不動産営業の条件みたいに考えている営業は売れませんね!
「この家が欲しいんですけど・・・」ってお客様に言わせるのが営業だと思うんですよね・・・。