家やマンションを売るときに、一番大切なことってなんだと思いますか?
家をより早く・より高く売るためには売れる営業さんを見つけて、その人に頼むことだと信じています。
主人公である天才的不動産屋、三軒家万智は家を売って・売って・売りまくるんです。
ドラマだから大げさに描かれていますが、売りまくるエース営業がいる一方で、まったく売れない営業もいるのが不動産仲介の現実です。
あなたの大切な資産を託す営業は、エース営業であるべきで、売れない営業に任せるべきではありません。
エース営業の探し方・見つけ方を紹介します。
会社より人(エース)を選ぶ理由
不動産売却は不動産屋選びで決まると言われています。しかし、不動産会社を選んで安心しているだけではダメ。同じ会社、同じ営業所でも、売れる営業と売れない営業の成績格差はハンパないものがあります。
決してサボっているわけでもなく、頑張って営業しているのに月に一件の契約がコンスタントにとれない営業がいる。一方で、たしかに夜遅くまで残ってはいるけど、ずっとスマートに月5~6の契約をコンスタントにあげる営業がいます。
不動産営業の給与形態は歩合制ですから、売れる営業はドンドン稼いでいきます。
バンバン売りまくる営業は、大手にも地元の中小にもいます。
売り出した物件の広告費に余裕がありますから、不動産会社の規模がある程度以上(中堅~大手)であることは大事です。会社を絞り込んだら、ぜひ営業(人)を厳選して欲しいんです。
媒介職人には気をつけろ!
そこそこ売れる営業のなかには媒介職人とでも言うべき営業がいます。
媒介職人は、自分でお客様を探し、案内をして、売っていくことが得意ではないのですが、とにかく売主対応が素晴らしくて、売却を任せてもらうのがとっても上手な営業です。
ときに売主をおだて、ときには売主の不安を煽り、言葉巧みに売主から「キミの会社に売却を任せるよ」という言葉を引き出します。
媒介職人は、買主(購入希望者)に営業をして自ら売るのではなく、媒介をもらったらレインズに物件を登録して、他の不動産屋、他の営業が売ってくれるのを待つのです。自分で売るのは得意ではないので、他の営業に売ってもらい、代わりに売主の対応に注力します。
レインズは、売り出した物件を登録する不動産会社だけのデータベースで。レインズに登録された売却物件は基本的に他の不動産会社でもお客様(購入希望者)に紹介する事ができるのです。
言葉は悪いですが、レインズに登録さえすれば、いつか他の営業が物件を売ってくれます。待っていれば売主側の仲介として契約に絡めますので、その営業は確実に片手分の仲介手数料を稼ぐことができます。必ずしも担当営業自身が売る必要はないのです。
不動産仲介では、一社だけに売却を任せることを専任媒介と言います。自ら売る件数は少なくても、専任媒介をコンスタントに取得するので媒介職人と揶揄されます。
質問でエースを探せ
あなたの売り出す不動産は、あなたと家族の大切な資産です。ですから媒介職人に任せて結果的に売れるよりも、能動的に自ら売ってくれる不動産営業に媒介を依頼したほうが、あなたの家は早く売れますし、高く売ることができます。
結婚相手を探すのではないですから、営業との相性は気にする必要はありませんし、もちろん血液型も関係ありませんね。(笑)
では、なにを基準に営業を選べばいいのでしょうか?
営業なんだから数字がすべて、ストレートに売却実績を尋ねるのが潔いと思います。
かと言って、「先月はいくら売ったの?」とは聞きづらいですよね?
また、嘘をついて、数字を盛ってくるかもしれません。
- 売主側の仲介で契約するのは一ヶ月に何件ぐらいですか?
- 逆に買主側の仲介で契約するのは何件ぐらい?
- 現在、何件くらいの売却物件を担当していますか?
- この家と同じような売却物件を販売した経験はありますか?
- 経験があれば、どのときどんな売り方で成功しましたか?
もちろん、どんな質問でも嘘をつくことはできます。しかし、上記のように具体的な質問はごまかしにくいと感じます。また具体的な質問をする売主は、一定以上の知識と情報があることを営業に認識させることができます。
具体的な質問には、具体的な数字を示して回答をする営業が信頼できます。
エース営業を一括査定で比較!
一人の営業に会っただけでは営業の優劣が判断できません。
二人に会えば、AかB、客観的に比較することができます。
それでも、二人揃って売れない営業である可能性も捨てきれません。
できれば四人以上の不動産営業に会って優劣を比較して下さい。
一括査定サービスは、多くの営業を比べるのに便利です。
いちいち同じ説明を必要はなく、あちこちの不動産屋に出向かなくても営業を次々と家に呼ぶことができます。
また、一括査定サイトは不動産売却に力を入れている不動産屋が査定に参加しています。
不動産屋同士でライバルを意識していますので、必然的に売れるエース営業が一括査定を担当します。