不動産を売却するときの仲介手数料は、いつ不動産屋に支払うのが普通なのでしょうか?
いま不動産の売却を考えていて、数社から査定を取っています。
ある会社は、仲介手数料の支払いについて、売買契約の締結時に半分、引渡し時に残りの半分と言っているのですが、これが普通なのでしょうか?
不動産屋の仲介手数料は成功報酬なのですから、最後に全額を支払うのが妥当な気がします。
当サイトにお寄せいただいた、不動産売却査定に関する質問にお答えしています。
仲介手数料を2回に分けて支払う理由
- 売買契約・決済き渡しの2回に分けて半金ずつ
- 決済引き渡し(最後)に全額を支払う
でも、おおむね上記の二つに分けられるのではないでしょうか?
半分ずつ、二回に分けて仲介手数料を支払う方法を不動産協会が推奨しています。
おっしゃるように、不動産業は成功報酬です。
報酬をいただけるのは契約が締結された時になりますので、本来であれば、売買契約締結時に仲介手数料の全額支払っていただくのが正しいことになります。(図で言うと真ん中のところです!)
っていう声が聞こえてきそうですね
売る(契約)までが不動産屋の仕事なので、決済・引き渡しはオマケみたいなものです。
でも、それでは困りますね!
ですので、不動産屋に一定の責任感を持たせるために、半金ずつ二回に分けなさい!と薦めているようです。
仲介手数料は手付金・残金で払えます
一回目の支払の時、お金あるかな?
こんな心配をされる方もいらっしゃいますね。
安心してください!
売買契約締結時には、手付金を買主から受領するので、その中から仲介手数料の半金をお支払いいただければ大丈夫です。
でも、注意してください!
手付金を受け取った売主は(大金を手にして)チョット気分が大きくなっちゃうんです。
それで、普段は買わないような奥様のバッグを買ったり、散財することがあるんです・・・。
まぁ、普通に引渡しまでいけばいいのですが・・・、
ローン特約で、契約が解除になったりすることも稀に起こります。
この場合は当然、手付金も買主に全額戻さなければいけません。
「使ってしまいました」では済まないので、注意してくださいね!